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今後ますます続くであろう少子高齢化、都市化や情報化の進展、さらに昨今の景気の低迷などの社会環境の変化は、地域における福祉ニーズを多様化、複雑化し、従来の公的な健康福祉サービスだけでは解決の難しい生活課題が増えてきています。
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『新たな共助』・・・
地域での新しい支え合いの仕組み |
こうした状況を踏まえ、地域でのさまざまな生活課題を解決していくためには、従来から言われている、個人でできる「自助」、公的な健康福祉サービスである「公助」、そして「地域における共助」の仕組みが重要ですが、地域の中で「向こう三軒両隣」的な、人間関係が失われつつあるという現在においては、行政と、市社会福祉協議会が中心となり、地域に住む市民、民生委員・児童委員、地区社協、NPO法人、ボランティアグループなどが協力して、「地域における新たな共助」の仕組みを作っていく必要があります。
地域福祉計画では、「すべての人が家庭や地域の中で生涯を通じて生きがいをもち、安心して健やかに自分らしいい生活を送ることのできるまち」の実現を目指し、市民、健康福祉サービス提供者及び市が、計画の理念や目標を共有し、地域の中でそれぞれの役割を果たし協働することの必要性や、計画推進のための基本の施策を掲げています。
また、地域福祉を推進するための「静岡市における地域福祉の地域(圏域)」や「地域の中での役割分担の考え方」を示すとともに、「健康福祉のまちづくり」のための共通の目標や施策の方向を明らかにすることで、「市民の主体的な活動」や「市民と市の協働」による地域福祉推進のための施策打ち出しています。
この計画は、地域福祉を推進するための目標や施策の方向等を定めるよう位置付けられた社会福祉法107条に基づく「市町村地域福祉計画」です。
●基本目標と施策の方向
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★市民の健康福祉を支え、権利を擁護する環境づくり
①多様で重層的な権利を擁護する環境づくり |
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★市民一人ひとりに必要な支援を提供できる仕組みづくり
①総合相談体制の整備、充実
②健康福祉サービスの充実 |
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★市民の主体的な参加による支え合いの地域づくり
①地域での健康福祉活動を活発にするための環境整備
②地域におけるつながりの強化のための環境整備 |
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★地域における健康福祉を担う人づくり
①健康福祉を支える人材の育成
②健康福祉に関する教育の推進 |
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